指定難病とは、治療法が確立されておらず、長期にわたる療養が必要な病気で、国の医療費助成制度の対象となっている疾患のことを指します。
これらの条件を満たす病気は、患者さんの経済的な負担が大きく、生活の質が著しく低下する可能性があるため、国が医療費を助成することで、患者さんの生活を支援しています。
希少疾患とは、患者数が非常に少ない疾患の総称です。具体的にどのくらいの患者数が「少ない」とされるかについては、国や地域によって定義が異なりますが、一般的には人口10万人あたり数人~数十人の割合で発症する疾患を指すことが多いです。
希少疾患と難病は、しばしば混同されますが、厳密には異なる概念です。
子ども時代に発症し、長期間にわたって治療が必要な特定の慢性疾患のことです。この疾患にかかっている子どもたちは、治療期間が長く、医療費の負担も大きいことから、国が医療費を助成する制度が設けられています。
小児慢性特定疾患には、がん、慢性腎疾患、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、内分泌疾患、膠原病、糖尿病、先天性代謝異常など、様々な疾患が含まれます。